最近、自転車屋さんでもコーティング施工するお店が増えてきましたね。
各メーカーさんが商品を開発して、それを販売店で売ってもらう。
販売店のスタッフさんが施工技術をメーカーさんから修得して、それを店舗で施行する。
効率的だし商売としては良い方法だなと思っています。
ただ、お話を聞いている限りでは・・・
ほとんどが塗るだけ(^^;;

下地剤で傷が埋まるから大丈夫ってお話なんですけど・・・
こんなミクロの傷でも、埋めるとなると相当な膜厚が必要です。
そして、その上に更にコーティングの膜が乗っかるわけですよね。
いつも海や川の水で例え話するのですが・・・

うちの近くを流れている尾白川という川ですが、水がとても綺麗です。
見ての通り、ボトムが見えるぐらい透明度が高い水です。
でもですよ、これが水深のある川だったらどうなると思います?

これは西伊豆の海ですが極端なこと言うと、こういうことですよ。
なに言ってんのって?(笑)
手前は水深が浅いからボトムが見えますよね?
でもちょっと沖に出れば深くなるから、ボトムは見えなくなります。
このボトムが塗装面だと思ってもらえれば良いと思います。
この現象がコーティングではミクロの世界で起きているということです。
厚塗りは色がボヤけるんです。
ガラスコーティングがなぜ優れたコーティングなのか、そろそろはっきりさせましょう。
それは、薄くても被膜を維持できるからです。
その理由は無機質であるからです。
それまでのワックスやフッ素といったコーティングは、ほぼ有機質で構成されていました。
有機質は硬化しても柔らかく、そして水に溶けます。
だから薄い被膜では長期間保つことが困難だったということです。
しかし無機質は硬化すると表面硬度が上がり、水に溶けることもありません。
だから薄い被膜でも長期間耐えることができるということです。
ただし、薄く出来るが故に塗装面の状態が仕上がりに大きな差を生みます。
そのために塗装面を綺麗に整えてあげる必要があるのです。

もうピンときた方もいらっしゃると思いますが・・・
艶のキモはコーティングではなく、研磨です!
だって艶は乱反射を防ぐことだから。
その乱反射を意図的に作り出しているものがマット塗装だと思えば、分かりやすいかもしれません。
そしてコーティングは1層でも十分な艶が出ます。
ですが、より耐久性を考慮して2層にしているということです。
わたくしの経験上、2層以上はほとんどパフォーマンスの領域。
むしろ膜厚がありすぎて、逆に色がボヤけてきます。
コーティングは薄い方が色味がはっきりと出ます。
研磨で下地をしっかり整えてあげて、コーティングは保護の役目です。
コーティングの『意味』を今一度考えてみてください。
コーティング剤と艶というものがセットで宣伝されているので、勘違いされる方が多いのが現状。
コーティングは科学、研磨は哲学です。
これをセットで宣伝しようとすること自体にちょっと無理があるんじゃないかと思います。
ということで、今回はガラスコーティングの良さについてのお話。
次はその逆のお話もしてみようかと考えています。
逆なんてあるの?って心配されるかもしれませんが・・・
使い方を間違えると、取り返しがつかなくなるのがガラスコーティングでもありますので(^^;;


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