シンプルさを追求する

日常

最近ミニマリストという言葉をよく耳にする。

必要最低限なものだけを所持するといったところだろうか。

実は僕もこのタイプで、本当に必要なもの以外は所持しない。

それは自転車や釣り、車にも現れていて、所持するものは少ない。



最初は分からないことが多いから、あるに越したことはないと

どうしても物が増えてしまう傾向にあったが、考え方を逆にした。

最低限の所持から始め、必要と感じたものだけ増やす。

そうすると、必要なものって案外少なくて済むのだと気がついた。



ここで、最低限の線引きをどこに引くかという話になる。

例えば自転車。

パンク修理が出来ないほど物を減らすつもりは無い。

でも、必要以上の工具は持たず、工具はタイヤレバーと空気入れのみ。

あとはチューブ1本とパッチ数枚のみだ。



以前はヘックスを入れたり、チェーンカッターを入れたり・・・

ツール缶に収まらず、サドルバッグを使っていた。

でも、使ったことは一度もない。

それよりも、乗る前に欠かさず自転車のチェックとメンテナンスをするようにした。

いつもチェーン周りをチェックしておけば、余程のことが無い限り切れたりしない。

自転車屋の店長に『切れるものなら切ってみろ』と言われたことすらある(笑)

空気圧のチェックと同時に、タイヤの状態もチェックする。

ブレーキの残量もチェックする。

ハンドルのガタつきは無いかなどなど・・・

以前、僕はサドルバッグを付けないとブログで書いたことがあるが、

自転車に取り付けるものは本当に最低限。

ライトも明るさは、ほとんど求めていない。

明かりが必要なほど暗い場所を走ることはないから、

自分のいる場所を周りに知らせるという意味でライトを取り付けている。

僕は自転車の持つシルエットをなるべく崩したくない。

ただ、これは僕の場合で言えること。

これが何百キロの旅に出るというのであれば、話は全く変わってくる。

向き合い方で所持する物の量は変わると思うけど、根本的な考えは変わらない。

先日の渋峠で挨拶を交わしたサイクリストの方。

神奈川から長野と群馬を1泊2日で周った帰り道だったらしいが、

所持していたのは少し大きめのサドルバッグのみだった。

彼は言っていた。

『必要なものって案外少ないですよ』と。

意気投合(笑)



僕は物が少ない方が集中できる。

それは釣りでも同じ。

たくさんのルアーを持っていても、実は使うルアーなんてほとんど決まっている。

だって行く場所もほとんど同じだから。

限られたルアーでどう攻めるかを考えている方が集中できるし、その方が僕は楽しい。

例えばバス釣りであれば、竿は2本あれば十分。

それ以上は迷いが生じて集中できなくなる。



車の中も物は少ない。

車検証以外であるのは、スマホの充電器とガラコとタオルぐらいだ。

窓が汚れているのが嫌なタイプなのでガラコは必要(笑)



以前はあるに越したことはないと、たくさん持つことに安心感を覚えていたが

今は全くの逆になった。

少ない方が選択肢が減り、やるべきことに集中できる。

自転車も釣りも車も、できるかぎりシンプルに向き合う。

ひとつのことが長続きするコツって、意外とこんなところに隠れていたりもする。

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