つい間が空いてしまいましたが、お任せいただいたカーボネックスSLDのコーティング。
ずっと海外フレームばかり施工していた身としては、感動するぐらいのメーカー仕上げ!
作業用ライトあてて、これだけ綺麗な面が出ているのは本当に驚きでした。

ただ、やはり細かく見ていくと磨き跡があるにはあります。

もうこんなの揚げ足みたいじゃん!って言われてしまいそうです(^^;;
確かにその通りかもしれません・・・
日常の使用において、この小傷が見えることはほぼないと思います。
ただ、お任せいただいたからには違いを提供しなくてはいけません。

もとが綺麗なら、より綺麗に。

あらゆる角度で光が均等にあたるように整えていきます。
この時にライトの光が乱反射してしまうと、人は『傷』と認識してしまいます。

磨いた後は、いつものコーティング2層がけ。
コーティングも何層もかければ良いというものではないと考えています。
どういうことかと言いますと・・・
水の綺麗な川や海があるとしましょう。
透明度が高く、水の中が見える!って感動すると思うのですが・・・
水が無い方が底がはっきり見えますよね?
すいません、めちゃくちゃ元も子もない話してます(^^;;
でもそういうことで、コーティングも厚すぎると透明度が損なわれるのです。
それにガラスコーティングの正体でもある二酸化ケイ素は、硬化すると7Hぐらいまで硬度が上がります。
だから、そんなに何重にも重ね塗りする必要は無い・・・とまでは言いませんが、わたくしはやりません。
理由は上の通りだし、なにより材料分と手間がかかるだけ金額が高くなります。
2層もあれば十分に硬度は保てるし、透明感のあるしっとりした艶を得られます。

良い艶です!
そして元の色をより綺麗に映し出すコーティング剤。
材料選びから施工技術まで、すべてのバランスがとても大切だと考えています。

あっ、いちおう写真加工してませんので、よろしくお願いします(笑)

そんなことで完成!

今回は同時にホイールもコーティングしました。
このデュラのホイールも軽いですね!
デザインもシンプルで格好良いです。
完成したら重量がどれぐらいになるのか知りたいですね(^^;;

スポークやハブにもコーティングしています。
これ意外と効果あります。
スポークって結構汚れるのご存知ですか?
特に後輪。
洗車する時にウエスでスポークを擦ってみてください。
チェーンオイル?だったり走行時に巻き上げる埃などで結構黒くなるはずです。
ハブのあたりも同様に結構汚れが付着しやすいです。
むしろメインであるリムの方が汚れないかもしれません(^^;;
リムやハブって洗車するのが面倒な部分でもあるので、これは導入して正解でした。

最終チェックが終わったら梱包して発送準備。
写真では見えませんが、梱包材が擦れやすい部分にはフィルムを貼ってガードしています。
完全硬化には少し時間がかかりますので念のために・・・
しかし、数日間に渡って携わっていると、いつもながら何かと情が移ります(^^;;
あぁ〜手元から離れていくんだね〜なんて想いで梱包しています(笑)


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