四輪時代に培ったもの 〜前編〜

日常

自転車ブログをやっているぐらいなので、自転車が好きなのは当然ですが、車も好きです。

もともとは車から乗り物好きが始まりました。

10代の頃、友人はみんなバイクで走り回っていましたが、僕はいまいち・・・

親や親戚から昔の事故話を聞いた影響だったんでしょうか(笑)

でも、小さい頃から速い乗り物は好きでした。

四輪に興味を持つ

二輪には大きな反応を示しませんでしたが、四輪は別だったようです。

ある日、家の近くのガソリンスタンドに黒のRX-7が止まっているのを目にします。

歴代の中でもFD3Sというやつですね。

当時、車に大して詳しくも無いのに、直感的に自分はこれに乗りたいと思いました。

まだ免許も無いのに(笑)

学校と教習所に通いながら、中古車雑誌を眺めるという訳のわからない生活をしていました。

免許取得から車の購入へ

そして免許取得から約半年、家の車を勝手に使って中古車屋さんへ。

勝手にローン審査をして、未成年は親の承諾が必要だと言われ、人生で初めて親に頭を下げて保証人になってもらいました(笑)

そんな訳で無事に平成7年式の走行4万kmのFDを購入。

今ではあり得ませんけど、当時は100万円ぐらいで買えました。

若気の至りというのでしょうか、速い車を手にすれば夜な夜な走り回る訳です。

とりあえずマフラー変えたり、ブレーキ変えたり、コンピューター変えたり、まあ色々やりました。

学校以外は死ぬほどバイトをして、バイト代はほとんど車に使いました。

そんなある日、仲間内からサーキットを走らないかと誘われ、何でも受け入れる年頃の自分は人生で初めて筑波サーキットを走ることになります。

ある程度走れるようになって、調子に乗っていたのでしょう。

誰にも負けねー』

こんな感じでした(笑)

言うまでもありませんが、見事に自分の実力というものを思い知らされました。

ストリートとサーキットでは全く世界が違うということです。

喧嘩に自信のあるストリートファイターがプロボクサーに挑んで瞬殺されるイメージでしょうか。

僕はそんな荒々しい人間ではありませんよ(笑)

転機が訪れる

自分の実力を思い知り、ちょっと落ち込んでいました。

速く走るためには基礎が重要。

ドライバースキルも車作りも、自分にあったのは勢いだけで、実は何も出来ていなかった訳です。

そして、車の購入からわずか2年ほどでしたが、車には相当な負担を掛けていた訳で、ある日突然壊れました(笑)

突然のエンストからの再始動不能・・・

テスター診断するも原因がわからず、調べていったらどうやら雨漏れしていたらしく、足元のコンピューターが水没。

ちょうど車検も切れるタイミング。

一気にあれこれやってきて、結構追い詰められましたね(笑)

もうやめようかなとも思いましたが、またここで悪い情報を手に入れてしまいます。

RX-7の生産終了。

一からはじめる覚悟と決意

車の修理にはそれなりの費用が必要でした。

走行距離も増えて、エンジンのオーバーホールも検討視野に入れなくてはいけない時期。

それと、中途半端に改造された車を作り直す必要もある。

そして先ほどのRX-7の生産終了ニュース。

新車を買って、ノーマルの状態から始めたい気持ちが強かったと思います。

同時にマツダはRX-8という次期ロータリー車を発売する頃でした。

当時のメーカーとしてはRX-8を売りたい訳です。

売れ残ったRX-7は早く売ってしまいたい。

そんなタイミングにうまく乗ることができました。

ディーラーで新車の見積もりを取ると、いきなり50万円の値引き。

何でもするから買ってくださいという感じでした。

下取りとの折り合いもつき、多少の頭金が作れたので、そのまま契約(笑)

前半で培ったもの

こうして思い返すと、無駄なことしていたなと感じます。

最初からこうしていれば良かったのにと思います。

でも、よく考えれば無駄があったからこそ、その後があるんですよね。

余計なことして失敗したりするから、後悔したり勉強したりして先に進むんです。

最初からうまくいくことなんてない。

車人生の前半で学んだことはこれかもしれません。


ひどく長くなりそうなので、前半と後半で分けることにしました。

お付き合い頂けると嬉しいです(笑)

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