そろそろと思っておりましたが、先日ピナレロさんがそれらしき情報を発信。
そして、昨日発表となりました。
新型ドグマF。
2025年モデルでフルモデルチェンジします。
Fシリーズがはじまって、F8、F10、F12、Fと来ましたが、今回から名前は変わらず継承されるようです。
基本的なデザインは前モデルから継承されている感じですが、ダウンチューブの形状が変わっています。
細くなった感じですかね?
前モデルはマッチョ、25モデルは細マッチョのイメージかな?
重量が108g軽くなっているとのことなので、ここが影響しているのでしょうか。
そして、従来のドグマFにはT1100という高強度のカーボンが使われていましたが、今回からM40Xへ変更になりました。
T1100より強いカーボンなの?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
T1100は高強度カーボン、M40Xは高弾性カーボンです。
性格の違うカーボンともいえるでしょう。
では何が違うの?ってとこですね。
ともに東レの製品ですが、M40Xは釣竿のバット部分(根本)などにも使われています。
要するに粘りのある、より破断しにくいカーボンというところでしょうか。
(ちなみに釣竿の中間から先には、更にしなる中弾性、低弾性が使われます)
さらに詳しい情報は掴めていませんが、ハンドルのTALONも新型になるようです。
こちらも、もしかしたらM40Xが使われるかもしれませんね。
そもそも、なぜM40Xを採用したのかというところです。
強度に関して現時点ではT1100が最強のカーボンです。
ただし、しなりの少ない高強度カーボンは衝撃が比較的ダイレクトです。
つまり、乗り味が硬いと表現されやすいということです。
そのかわり、パワーの伝達能力は極めて高いところにありますので、ハイエンドがより高強度なカーボンを使う理由はここにあると思います。
それでもT1100は衝撃吸収力も兼ね備えており、前世代のT800よりも乗り心地が良いのです。
理由は弾性率が高いからです。
先代のT800が弾性率294に対して、T1100は弾性率324まで引き上げられています。
以前乗っていたプリンスがT800だったのですが、ドグマに乗り換えて乗り心地の良さに驚いたものです。
つまりバッキバキの筋肉質なのに、しなやかさも兼ね備えた理想的なカーボンがT1100です。
じゃあ全部T1100で良いじゃんって話ですけど、M40Xの弾性率はなんとなんと377もあります。
つまり、T1100よりも更にしなやかなカーボンということです。
強度面ではT1100に劣りますが、前世代のT800とほぼ同等の強度を、高弾性カーボンでありながらM40Xは兼ね備えています。
強度面ではT800レベルでも十分だとピナレロは考えたのかもしれません。
それよりも、よりしなやかさを加え、乗り心地の向上を図る。
そんな方向性を感じさせるモデルだと思いました。
新型のTALONにもM40Xを採用するのかは分かりませんが、使われれば理想的な感じがします。
ピナレロは専用モデルをあまり好まないメーカーですよね。
ひとつのモデルでレースからエンデュランスまでこなすコンセプト。
だから少しでもユーザーに快適な乗り心地を提供しようとしてくれているのかなと。
なんとも優しいメーカーさんではないですか。
すいません、勝手な想像をしております(^^;;
それで、気になるお値段の方ですね。
フレーム価格が・・・
税込1,155,000円だそうです。
こちらは優しくありません(・∀・)
完成車は余裕の200万円オーバーでしょうね。
軽自動車買えるねという表現から、普通車買えるねという時代になります。
そして今回からディスクオンリーです。
ついにピナレロのフラッグシップからリムブレーキが消えました・・・
もし次に買い替えるとしたら、わたくしはディスクへ総入れ替えが必要です(^^;;
とても魅力的なモデルだと思いますが、わたくしは乗り換えません。
今のドグマで十分満足しております。
自転車を投資目的で向き合うこともしておりません。
まあ要するに、なんというかその・・・そんな金ない( ・∇・)
ただね、昨今値上がりの仕方がハンパではないので、欲しいと思う方は買った方が良いのではないでしょうか。
このペースで行くと、次のモデルは130万円?それとも140万円?
フレームだけですよ(笑)
いつかは・・・なんて思っていても、自分から動かなければ、そのいつかはやってきません。
体が自由に動く時、経済的な環境が整っている時であれば、あなたは十分に恵まれています。
あとは、ちょっとの勇気と、人によっては説得(笑)
人生一度きりです。
良いお金の使い方をしましょう(^^)
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