正月は自転車ばかり乗っていたわけではございません。
引越しが迫っているので、そろそろ準備を始めています。
まあ捨てるものは捨てたし、そんなにモノは無いのですが、唯一あまり手放せないものが本。
少し時間を空けると、ついつい読み返したくなるのでついつい(^^;
そして溜め込んでいた小説を探っていると・・・
村上春樹が出てきた・・・
もう10年以上前に買ったものです。
久しぶりだなぁーなんてパラパラとページを捲ったが最後。
読書欲に火がついて村上ワールドへ(笑)
初めて読んだのはこれだったかな。
リアルな世界の中に広がる非現実。
非現実なのに繊細な描写が読み手の想像を膨らませる。
どれも素晴らしい作品だと思うのですが、中でもノルウェイの森が好きです。
というのも、舞台が早稲田と吉祥寺。
正月の都心ライドでも書いたとおり、わたくしの生まれは東京の早稲田です。
そして、村上春樹が早大生時代に住んでいた学生寮の和敬塾。
これ本当に自宅から目と鼻の先にある施設でした。
ほかにも都電や目白台の坂など、描写からリアルな世界を感じ取れるのです。
そして主人公ワタナベが寮を離れて引っ越す先が吉祥寺!
まんま自分も同じ動きをしている。
感情移入ではないけど、ここまで身近に感じられる作品は他にありません。
そんなことを考えながら、一気に読んでしまいました。
やっぱり村上春樹はすごいなと感じます。
本が手放せないとは正にこのことで、読み始めたら最後。
あっという間に一日が終わってしまいます。
今年の正月は自転車と村上春樹で過ごしました。
最近の作品はまだ読んでいないから、大人買いしてしまおうかな(^^;
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