僕は本が好きです。
時間が空いている時はスマホをいじっていることもあるけど、本を読むことが多い。
ビジネス書や自己啓発系なんかも読んだりする。
そんな中で、海外の著者がよく話題にする習慣が瞑想。
瞑想の目的は様々だけど、よく言われることが『自分は今ここにある』ということに、意識を集中すること。
日常の生活、仕事などにおいて、自分達は今だけでなく、過去や未来も考える。
過去、現在、未来を行ったり来たりする入り乱れた思考は、やがてストレスになる。
そんな時は、少し時間をつくって何も考えず、入り乱れた思考を整理する。
そうすると人は今に帰ってくる。
実は過去や未来なんてものは存在することはなく、実際にあるのは今その時しかない。
心理学者アルフレッド・アドラーも『今を生きろ』と言っている。
瞑想と言っても表現は様々で、日本では座禅と呼ぶことが多いと思う。
でも、向き合う意識は同じで、座禅もやはり今に集中すること。
今に集中?
ふと思ったことだけど、自転車に乗っている時は、正にこの状態ではないだろうか?
例えば坂を上っている時、目の前の坂を上り切ること以外に考えることなど何もない。
昨日はああだった、明日はああだろうなんてことは考えるはずもなく、そんな余裕もない(笑)
わざわざ昨日を振り返らなくても、人は自然と過去の経験を今に生かそうとする。
それに、あれこれ考えるよりも、とりあえず走った方が思い付くことはたくさんある。
たぶん自分が早朝ライドを習慣化できているのも、これを求めているからかもしれない。
ぜーんぶリセットして、その日をはじめる。
私生活や仕事でちょっとした悩みなんかがあっても、実は出来ることなんて限られていて、それを受け入れると先が見えたりする。
孔子が人生について説いた一節がある。
『人生は二つあるというが、そもそも人生なんて一つだと気がついた時、二つめの人生が始まる』
歴史の偉人達は深いことをおっしゃる。
らしくない話になってしまったけど、何かに集中できるものって大切だなと。
自転車でも釣りでも、自分の好きなことであれば何でも良い。
余計なことは考えずに、今に集中すること。
自転車で伸び悩んでいることがある時、意外とライド中に解決するのかもしれません。
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