自転車をまっすぐに走らせること出来るでしょうか?
まっすぐです。
例えば道路にある路側帯の線の上をぶれることなく走れるでしょうか。
結構難しいです。
自転車の重量配分は左右非対称だし、厳密に言えば人間そのものも非対称です。
脚力だって右と左で異なるので、もうバラバラな状態・・・
そんな状態で人間はバランスを取らなくてはいけません。
ではどうやって?
目線
先日YouTubeのGCNチャンネルで土井さんがお話しされていました。
気をつけるべきは目線。
目線はいつも自分が行きたい方向へ向けること。
道路が空いている時に路側帯の線の上で是非やってみてほしいです。
目の前の線ばかりを追っていると、あっという間に線から外れてしまいます。
では目線を行きたい方へ向けると?
不思議なもので走行ラインはブレずに安定します。
下り坂のように、ペダルを回さなくても前に進むような場所から始めると分かりやすいです。
それが出来るようになったら、平地でペダルを回しながらやってみる。
ペダルを回すだけで難易度は上がります(笑)
様々なことに応用できる
目線の大切さは自転車だけではありません。
モータースポーツをやっていた頃は、いつもコーナーの先を見ろと言われました。
それがたとえスピンしそうになってもです。
リアが出てそのまま壁に突っ込む人は壁を見ているからです。
リアが出ても行きたい方向を見ていれば、人は自然とカウンターというものを当てます。
そう考えると、ドリフトの思考原理も分かってくると思います。
コーナーのライン取りも、そんなに難しいことでは無いです。
コーナーの先を見ていると、自然と綺麗なライン取りは出来てきます。
目の前だけを見ていると、言葉通り道をなぞるようなギクシャクした走りになります。
自転車の例えと全く同じ現象です。
実はこれらのことは、教習所で教わることです。
雪道で滑ったら逆ハンドル、目線は行きたい方という動画を観させられたと思います(笑)
いつも目線は自分の行きたい方へ。
人の脳は優秀で、視野が広い方が様々な情報が入り、それに対応するように働きます。
怖いから目先を見るのは逆効果
ぶれずに走ろうとすると、ついつい目の前に視線を向けたくなります。
でも、これは逆効果でしかありません。
綱渡りをする人が絶対に下を見ないのと同じです。
下を見るとあっという間にバランスを崩します。
あたりまえですが、自転車の下りはスピードが出ます。
もちろん怖くなるほどスピードを出す必要はないのですが・・・
コーナーが苦手という方は、目線に気を付けて走ってみてほしいです。
驚くぐらいまっすぐ安定して走れるようになります。
そしてブレーキからライン取り、加速するタイミングまで、不思議なぐらいにスムーズに出来るようになります。
その結果、安全に格好良く走れるようになります!
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