先日、釣り具もシマノ派というブログを書いていたら、リールのギア比について思いついた。
釣りしてる人ならご存じと思うけど、自転車と同じように、リールにもギア比がある。
シマノは大体3つのラインナップ。
ノーマルギア(PG)、ハイギア(HG)、エクストラハイギア(XG)。
当然ハイギアの方がハンドル一回転でラインを巻き取れる量が多くなる。
だから同じスピードでルアーを引いてくるなら、ハイギアの方がハンドルをゆっくり巻ける。
この説明を自転車に例えて分かりやすく伝えてくれた人がいる。
村田基さんだ。
というのも、一部でギア比を理解していない人がいるということが発端。
先程の通り、ローギアと比べ、ハイギアの方がハンドルをゆっくり巻くことが出来る。
だからローギアと同じスピードで巻けば、当然ハイギアの巻き心地は重くなる。
そこで勘違いは生まれた。
ハイギアは重いから疲れるんですよと・・・
???
おかしいですよね(笑)
ローギアと同じスピードでハンドルを巻く必要は無いし、そもそも比較になっていない。
しかも、これを説明した釣り具屋がいると聞くから余計に驚く。
そこで、村田基さんは勘違いが起きている一部の世間にこう説明した。
『自転車でも同じスピードで走るなら、軽いギアよりも、重いギアの方がペダルはゆっくり回る』
『重いギアの方が道が平坦だったり、上り基調だったりと変化が分かりやすい』
『だからハイギアの方がゆっくり回せて、水中の変化も手元で感じ取りやすい』
理屈よりも身近なものに例えて説明するという、とてもわかりやすい例え。
ハイギアが重く疲れるというのは、ハイギアのリールを高速で巻こうとする時だ。
それは村田基さんも言っている。
『メキシコではディープクランクを高速で巻いたりするから抵抗があって疲れるんだ』と。
極端な例だと、アウタートップで高ケイデンスを保とうとすれば疲れるのは当然。
ではローギアでそれと同じことをすればどうなるか。
感覚的には軽いだろうが、ハイギアよりも高速で回す必要がある。
どうなるかはご想像の通り(笑)
ではローギアは必要ないの?という話だけど、僕はそうも思わない。
一部の釣りを除き、リールの巻き感はいずれも体に負担のかかるものでは無い。
それよりも、個人の好みを優先した方が良いと思う。
ローギアのリズミカルなリーリングが好きな人はたくさんいる。
体に染みついた感覚や好みを変えてまで、無理にギア比を変える必要はないと思う。
ルールとマナーさえ守っていれば、釣りも自転車も自由だ。
ということで今日はリールのギア比のお話。
あぁ〜だめだ、ほんと釣りに行きたくなってきた(笑)
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