約2か月ぶりの奥多摩。
天気予報を見ると、次の日から再び梅雨空の模様。
行けるときに行かねばと、自転車を車に載せて出発した。
自宅から武蔵五日市駅前のタイムズまで、渋滞をしなければ高速を使って一時間ほどで到着する。
ここのタイムズは一日止めても660円と良心的な設定。
もう少し山間部に入れば無料の駐車場もいくつかあるが、
駐車場の前にコンビニやトイレがあったりと、
いろいろ便利なのでいつもここのタイムズを利用している。
もはや兄弟のような二台。
現地まではゴルフが頑張り、現地ではドグマが頑張る。
よく考えたら、どちらの運転も頑張ってるのが僕だ・・・(笑)
もう準備は手慣れたもので、到着して5分もあれば出発できる。
駅前から檜原街道を進み、スタート地点でもある役場まで
ちょうど良いウォーミングアップになる。
役場先の橘橋交差点を左折し、ここから都民の森までが計測区間になる。
ここから都民の森まで、信号は上川乗の一箇所だけ。
都内でこれだけ信号がない場所は奥多摩以外にないだろう。
序盤は勾配もゆるやかなので、アウターのみで問題はない。
頑張りすぎは良くないが、ここはリズムよく進んでいきたい。
しばらく走ると上川乗の交差点が見えてくる。
実質、ここからが奥多摩のヒルクライム本番と言っても良いと思う。
信号を過ぎると、すぐに10%の坂が出迎える。
はじめて来た時は、この坂で見事にやっつけられた(笑)
奥多摩で速く走るには、ここからの平均速度がいかに重要かを思い知らされる。
ここからギアをインナーに入れるのが一般的だろう。
勾配10%というと、アウターで走り続ける場所ではないと思われる。
でも、僕はここからもアウターで行く。
以前にも書いたアウターローだろうと平気で使う。
数馬の湯まではアウターだ。
なぜなら、きつい勾配が現れるのは確かだが、まだアップダウンのある区間であり、
インナーに入れるとスピードの乗りが悪くなり、下り基調の区間では大きなタイムロスになる。
僕はいつでも平均スピードを意識して走るようにしている。
ちなみに、この日は記録を更新することができた。
体調や気候のコンディションが良かったのか、脚がよく回った。
僕の場合、気持ち重めのギアを使ってケイデンスは低めにしている方が
心拍数も上がらず、後半も極端にペースが落ちることがない。
ケイデンスは終始70〜80あたりを意識するようにしている。
平日の都民の森はとても静かだ。
自転車も車もバイクも、週末の賑わいがウソのように少ない。
売店があるので、良い補給ポイントにもなるだろう。
少し休憩をして、頂上である風張峠を目指す。
休憩のおかげで、この区間は軽快に走ることができる。
もう何度ここで写真を撮ったかわからない(笑)
ここからは奥多摩湖に向けて、ひたすら下っていく。
路面も綺麗で、気を抜くとかなりのスピードが出ているので注意!
対向車もそれなりに来るので、オーバースピードで反対車線にはみ出るようなことは絶対に避けたい。
気持ち良く下ると、やがて奥多摩湖が見えてくる。
とてもこれが東京都の景色だとは思えない。
いつも湖畔で景色を眺めながら休憩をする。
こんな贅沢な時間を過ごせるのも、自転車の醍醐味だと思う。
ここからしばらくはトンネルが幾度となく現れるので、ライトの点灯をお忘れなく!
トンネルの中は暗く、山からの湧水で濡れていたりするので、
できればサングラスは外して、路面の状況を確認しながら走りたいところ。
奥多摩駅を通過し、そのまま走り続けると、僕の大好きな『へそまんじゅう』に到着する。
ひとつ120円という良心的な価格で、蒸したてのまんじゅうを堪能できる。
モチモチとした皮と、ほどよい甘さの粒あんが、疲れた体を癒してくれる。
駐車場の端にはテーブルとベンチがあり、自販も備わっているので
少し休憩させてもらうのにも良い場所だ。
神代橋から多摩川をのぞきこみ、高所恐怖症の僕はいつも足をブルブルさせる(笑)
そして、最後の山越えとなる梅ヶ谷峠に入る。
というか、トドメと言っても良いかもしれない・・・
長い峠ではないが、最大勾配13%近くにも達する上り区間は、疲労が溜まった足に堪える。
今日は足が攣らなくて済んだ・・・
あとは下り、駐車場のある武蔵五日市駅を目指すのみ。
これが僕の奥多摩周回コース。
もう何度走ったかわからないほど走った。
それでも、今日の自分があるのはこのコースのおかげだと思っている。
上りの辛さ、下りの快楽、綺麗な景色を見る感動、美味しいものを食べる満足感。
様々なものが重なり合って、このコースが出来上がった。
だから奥多摩は自分にとって大切な場所だ。
ちなみに、真夏は焦げるほど日差しが強く暑いので、早朝をおすすめしたい(笑)
ではまた。
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