2本目は無茶だろと自分で思ったが、考えてみれば
岐阜側に下っていれば上り返してくるわけなので同じこと(笑)
2本目は途中で立ち止まって写真を撮ったりしながら、ゆっくりペースで走ることに。
それにしても暑い・・・
中盤に行き着くまで30度はあったと思う。
湿気がないので、口を開けているとカラカラに乾いてしまう。
水分補給に気を使っていないと、喉までやられる気がする。
だけど、湿気がないからベタつかないし、すぐに汗が引っ込む。
東京がこんな環境ならどんなに快適だろうか・・・
標高が高くても、トンボやハチが結構飛んでいる。
昔から虫に好かれるタイプで、走っているとハンドルにトンボが止まったり
ハチが隣で一緒に飛んで並走していたりする(笑)
このあたりから森林が無くなり始める。
言葉通り、突然景色が開けるのではじめて訪れた時は本当に驚く。
ゴール地点に近いポイント。
見ての通り勾配が結構きつい。
10%ぐらいではあるが、ここまで蓄積された疲労が効いてくる。
速い人はここでもさほどペースを落とさずに駆け上がっていく。
なぜ最後にあんな追い込みがかけられるのか、同じ人間として不思議だ(笑)
2度目の登頂。
ゴール地点から長野側を見渡す。
最後のとどめの急勾配が見てわかる。
封鎖中の岐阜側を撮影。
お願いだから来年もこの天気で迎えてくれ!と願うしかない。
やり残したことがあるから、来年も楽しみでいられるとポジティブに考える。
空が近いってこういうことを言うのだろうか。
とにかく空の青さが濃くはっきりとしている。
肉眼で見ていても、それが現実のものとは思えなくなってくる。
誰もが『一度は行ったほうが良いよ』と言う理由がわかる気がする。
いつもと違う場所で撮影。
少しぷらぷらと景色を見渡し、そろそろ下りの準備。
これ、来た人ならわかると思うけど、下るまで本当に後ろ髪を引かれる。
少しでもこの場所にいたいと思うし、現実に戻りたくないと本気で思う(笑)
それぐらいに圧倒的な自然を感じ取ることができる。
帰りもゆっくり立ち止まりながら下っていく。
こんなスローペースな下りであっても、僕はほとんど下ハンドルを持つようにしている。
最初に書いた通り、路面が結構荒れていることもあり、
ブラケットを握るのでは、少し安定性に不安がある。
あとは、ブレーキをかける時に、ブラケット持ちだとブレーキレバーの根元付近を握ることになる。
ブレーキレバーはテコの原理だから、レバー先端を握るほうが楽に制動力を得ることができる。
安定性と制動力の両方を得られるのが下ハンドル。
下りや路面が荒れ気味の場所で、下ハンドルは是非とも多用していきたいところ。
こうして今年も乗鞍遠征は無事に終了した。
思うように目的が果たせないこの儚さも自然ならでは。
来年だって走れるという約束はないけど、それでもまた来たいと思わせる魅力が乗鞍にはある。
下って片付けを済ませたら時間は15時。
チリチリに熱くなった車を窓全開で走らせ、温泉に駆け込んだ(笑)
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