嘘つけ・・・と思われるかもしれません。
世の中そんなに甘い話は無い、何か裏があるに決まっている。
もちろんありますよ、多少の裏ぐらいは(笑)
裏といっても、別に壺を買わされるわけではありません。
速く走るために必要なものは力だと思われている
これ自転車に興味が無い人からよく言われることです。
それだけ自転車に乗ってるんだから脚丈夫なんでしょ?
蹴られたら痛そう(笑)
そんなこと言われたことないでしょうか?
確かに健康な脚は必要だと思うのですが、重要なのはそれを支える身体です。
体幹というやつですね。
車でも同じで、いくら良いサスペンションを入れても、肝心のボディが弱っていては効果半減。
だからレーシングカーはロールケージやスポット増しなどでボディ剛性をより高めるわけです。
体幹が無いと力でペダルを回してしまう理由
結論から言うと低い姿勢が取れないからです。
低い姿勢を維持するには、重い頭が前に出てくるので、それを支える体幹が必要になります。
重い頭が低く前に出てくると、その荷重が脚に乗っかりペダルが回ります。
堂城賢さんの自転車の教科書でも書かれているお話です。
椅子に座って姿勢を低くして、頭を前に出してみてください。
膝から下、つま先にかけて荷重がかかるのが分かるはずです。
その荷重がそのままペダルを回すだけです。
力は必要ない。
でも高い姿勢だとそれが出来ないので、どうしても足の力だけでペダルを回そうとしてしまう。
『楽』を叶えるには体幹をつくる
文頭で書いた多少の裏とはこのことです(笑)
体幹をつくるためには、それ相応の努力は必要です。
でも努力とか言われると、やっぱり根性論じゃん・・・とテンション下がりますよね。
僕も努力とか勉強とか聞くだけで嫌になるタイプです(笑)
でも、そもそも自転車って好きで乗っていると思うので、あまり気にせず乗り続ければ良いと思います。
週末の楽しい時間を前に、今日も努力して乗ってきます、頑張って乗ってきますなんて人いないと思うのですが・・・
続けていれば勝手にそれなりの体幹が出来てきます。
久しぶりにあった友人や仲間から、姿勢が低くなったねと言われれば十分!
脱力ペダリング
どうしても脚に力が入ってしまうのであれば、意識的に脚の力を抜いてみてください。
失速しますから(笑)
でも人間って不思議なもので、体が何とかして前に進もうと動き出します。
気がつくと低い姿勢になっていると思います。
最初は失速するかもしれませんが、あまり気にせず続けてみてはどうでしょうか。
慣れないことをやると、違和感があるのは当然だし、意識的に受け付けないこともあります。
低い姿勢をとり続けると、最初は支えている上半身に負荷がかかり、いつもの距離が走れないかもしれません。
でもそれで良いんです。
疲れるのがトレーニング!(^^)
最初は10km走れなくたって何も気にすることはないと思います。
常人からしてみれば自転車で10km走ることすら凄いことです。
気がついたらそれが100kmになってた、それが今の自分です(笑)
競技レベルの話はできませんが、週末のサイクリングで楽に速く走れるようになると、自転車がより楽しくなると思います。
楽しいと思えることが成長するうえで最良の方法だと思うので、低い姿勢は是非身につけて欲しいなと思います。
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