鎌倉へあじさい散策に行ってきた。
僕の場合はアーティストデートとして行くことが多い。
一日を自分のペースで動き回る。
一人でいると、自分だけの目線で様々なものが見え、経験する。
この日は歩きたかった。
江ノ島から鎌倉まで海岸沿いを歩く。
片瀬江ノ島駅から134号線を歩き続けると、江ノ電と並走する。
この光景を見ると、江ノ島と鎌倉に来たとより実感する。
映画スラムダンクの影響か、鎌倉高校前駅の踏切は観光客で大混雑だった。
印象的だったのが、海外の人が特に多かったこと。
日本のアニメが海外の人にも評価されていることが嬉しく思う。
それにしても・・・蒸し暑い・・・
梅雨はいつもこうだけど、歩き続けていると汗だくになる・・・
でも、この感じが嫌いではない。
江ノ島から江ノ電を横目にテクテクと歩き続ける。
この雰囲気はここでしか味わえないんだろうな・・・
なんとも言えない街並みとの一体感。
これを求めに来ているのかもしれない。
この季節の江ノ電はいつも満員。
スマホのカメラを向けていると手を振ってくれる人が必ずいる。
鎌倉が近くなると、あじさいが目につき始める。
この辺でひと休憩と思っていたが、観光客の多さでお店はどこも満員。
小町通りは原宿の竹下通り状態になり、前に進むのも困難なほど。
目的のお店にも入れなかったりで、残念な気持ちはあるが
以前の活気を取り戻している光景にどこか喜ばしく思う。
そして、予定通りに進まなくても良いのがアーティストデート。
お店に入れないと分かれば、今から予定を変えれば良い。
鎌倉市街はまたの機会にして、あじさい散策に専念する。
綺麗なあじさいが、いたる所で目にできる。
鎌倉駅から裏道に入り、北鎌倉駅に向けて歩いていくと
さっきまでの賑やかさがウソのように一気に静かになる。
花は色濃く染まり、生き生きとしている。
人気のない通りに入るほど、花がより綺麗に咲いている感じがした。
あえて少し道の険しい大仏ハイキングコースを抜けて
浄智寺側へ降りると、北鎌倉駅が近くなる。
頬を滴るほどに大汗をかくが、山道は空気もひんやりしていて、
少し立ち止まって写真を撮っていたりすると、すぐに汗が引っ込んでくれる。
結局、言葉通り探索だけで北鎌倉駅まで辿り着き、帰路についた(笑)
何にもしてないじゃん!と言われるのはごもっとも。
友人や家族と共にしていたら、とてもこんな身勝手な行動はとれない。
でも、そんなことも実現できるのがアーティストデート。
与えられた時間を好きなように使うことができる。
今回は叶わなかったが、行ってみたいお店もできたし、何より気分がリフレッシュできた。
僕はこうして時々アーティストデートを楽しんでいる。
特別な理由もなく、行きたい時に行くだけでも良い。
何かに行き詰まってしまった時でも良い。
そんな理由でも、帰り際に何かひとつは得たものを感じるはず。
それで良い。
その積み重ねが、自分の中に大きな変化をもたらすことがある。
僕はこれをアーティストデートとの向き合い方にしている。
ではまた。
コメント