ツールドフランスがはじまり、見ていると新しいフレームやコンポを目にします。
ワクワクしちゃいますよね。
今度、これを自分の自転車に付けたらどうなるだろうとか。
これを機にフレーム変えちゃおうかなとか。
何を基準に変えるかは人それぞれなんですけどね(^^;;
ただ、あれこれ手を出し過ぎて、沼にハマってる人が増えているように感じます。
ショートクランクが流行った時がありましたね。
今も流行ってるのかな・・・
わたくしの身近に変えた人がいますが、結果は微妙だそうで・・・
それもそのはずで、変える理由が自分の中で明確になっていないから。

メディアは売るの得意ですからね。
万人に値するようなマーケティングでうまく誘ってきます。
でも、自分の脚質が本当にショートクランクに向いているのかどうか?
ペダルが重くなりましたって、当たり前じゃん!みたいなね(笑)
短くなるんだから当然テコの力は減りますよね。
だから同じギア、同じケイデンスで回していれば重く感じるのは当然なわけで・・・
そうすると、次はギア比が良くないって、チェーンリングやスプロケを触り始める。
すると、さらに自分とのバランスが崩れて、次はステム長だとかハンドル幅だとか・・・

ひたすら沼にハマっていき、結局は元のままが一番乗りやすかったみたいな感じですかね(^^;;
そうなるのって、最初の一歩(部品の変更)を自分で判断していないからだと思うんですよね。
クランク長が170mmで問題無かったのなら、そのままで良かったはずだと思います。
でも、もっと良くなる可能性を道具に委ねたわけですね。
この判断で物を買うと、十中八九失敗する気がします(^^;;
わたくし、自転車以外でも結構これ経験しています。

例えば釣り。
釣れないと、違うルアーに頼れば釣れるようになるんじゃないのか?
そのルアーを正確に投げれるような道具があれば、もっと釣れるようになるんじゃないのか?
大きい魚がかかった時のために、もっと強いタックルを用意しよう・・・
こんな理由で買い始めると、もう止まりません(笑)
でもしっかりと釣果は・・・付いてこないのが現実。
釣りにおいて、そんなことはほとんど影響ないことを実感します。
釣具メーカーは魚ではなく、人を釣るのが上手いとはよく言ったもので・・・

気がつけば、使わなくなった箪笥の肥やしを眺める始末です。
愚かなもので、ここまでやって初めて気がつくんですよね。
道具だけじゃないって。
当たり前なんですけど、その時は本気で気がつけないものなんです(笑)
なので、カタログを眺めてる時間が長くなっている時は要注意。
メディアの餌に反応してしまっている時かもしれません。
欲しいものが出てきたら、三日待てと言われますよね。

三日も待っていたら無くなっちゃう!って?
タイムセールとか限定品とか?
それが戦略ですからね・・・
そしたら、無かった時に何が困るのかを考えれば良いのではないでしょうか。
その部品を変えること以外に、もうやれることはないのか?
もし自分の中でそこまで答えが出ているのであれば、『欲しい』というよりも『必要』という理由で取りにかかります。
そういった買い物は後悔することがないと思いますよ。
たとえ失敗だったとしても、意味のある失敗。
失敗の理由を身をもって知ることが出来るし、本当に必要だったものがより明確になります。
なんでこんなこと書いてるかというと・・・
自転車人口が減ってる理由のひとつに、この『沼』が影響している気がしたからです。
価格高騰の影響ももちろんあると思います。
でも、必要な物を最低限で抑えることが出来れば、そんなに影響があるとは思えません。
一度ハイエンドに乗ったから、次もハイエンドじゃないとダメなんて決まってません。
ハイエンドじゃないと嫌!って自分がなってるだけですよね?
自転車乗ってる時に『俺ハイエンド乗ってる!』なんて自己陶酔してる時間どれだけありますか?
そんなこと考えてたら事故りますよ。
人から『格好良いですね!』なんて言われる機会がどれだけありますか?
SNSでいいね欲しいがために数百万円使ってませんか?
それだけで、その人の実態なんて分かりはしません。
価値観は人それぞれなので、これ以上は何も言いません(笑)
でも、わたくしはそれよりも経験にお金を使った方が長く続けられると思っています。
せっかくの自転車なんだから、いろんな場所を走ってみたい。
いろんな所にいけば、いろんなことが知れるし、何より自分の経験という貴重な財産になります。
いくら高い自転車買っても、あの世には持っていけません。
持っていけるのは記憶だけ。
だったら自分の手の届く範囲で思い切りやれば良いじゃないですか。
沼にハマっている自覚があるのであれば、道具への執着を一度捨ててしまいましょう。
方法は簡単。
メーカーのサイトを一週間ぐらい見なければ良いだけ(笑)
見れば見るほど欲しくなってしまいます。
メーカーはほらほら!って美味しい餌を私たちに見せつけてるんです。
釣り針に半分口がかかっているような状態。
それらを一度リセットすべく、どこかロングライドでも行ってしまいましょう。
そうすれば忘れますよ・・・たぶんね(笑)


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