道の駅で目を覚ますと夜中の2時。
結構頭はすっきりしていて、この時間なら深夜料金で高速を使える。
今のうちに実家近くまで移動してしまおうと出発。
連休中といえど、夜中の高速はガラガラで快適そのもの。
あっという間に諏訪湖PAに到着。
頭すっきりと言いつつ、到着後シートを倒せばすぐに寝る・・・
5時過ぎに外が賑やかになり目を覚ますと、みんな日の出を撮影。
到着時は真っ暗で何も見えなかったが、ここは諏訪湖が一望できる。
少し霧がかっていて、なかなか幻想的。
しかし諏訪湖もだいぶ減水している。
晴れれば嬉しいけど、降らなければこうなるので、難しいものだ。
6時にPAを出発して、少し早いが実家に向かう。
小淵沢ICを降りて少し走れば到着。
車を降りてびっくりしたのが、気温がわずか18度しかない。
半袖短パンでは寒いぐらいだ。
この日から数泊させてもらうので、荷物を部屋に移動させて、
なんだかんだと時間は8時を回った。
実はこの日、予報ではほぼ一日雨が降ることになっていたが、
外はまったくの快晴で、その気配はない。
再度予報を見ると、午前中は晴れになっていた。
行くしかない(笑)
適当に準備を済ませて出発。
到着後、早々に自転車に乗って家を飛び出す姿に
親は呆れていることだろう・・・
その姿は夏休みに朝から家を飛び出す子供そのものだと思う(笑)
使える時間は3時間ほどなので、清里、野辺山周りに設定。
レインボーラインから28号に入り、清里方面に向けて上っていく。
この道、ストラバ上でも走っている人が少ないのだが、
結構な坂道が続き、ヘタな峠道なんかよりもずっと上らされる。
序盤は8%前後の坂が続き、しばらくすると八ヶ岳高原大橋を渡る。
橋の先に駐車場があるので、日中は景色を撮影する人がたくさんいる。
高所恐怖症な自分は、この写真がいっぱいいっぱい。
これ以上前に出ると立っていられなくなる(笑)
そして、ここから清里へ向かって一気に上り区間に入る。
道路は広く路面も良いが、勾配は終始10%前後が2kmほど続く。
早朝は寒く感じた気温も、あっという間に25度ぐらいまで上り
上り続けているとポタポタと汗が滴り落ちる。
清里を抜けて、野辺山に向かっていくが
勾配は緩むものの、ガーミンは常に5%ぐらいを指している。
周りの景色が開けているので、視覚的に勾配が掴みづらい。
平坦だと思っていても、常に上り続けている。
鉄道最高地点に到着。
日中は結構賑わう場所ではあるが、この時間だとまだ誰もいない。
踏切を渡ると最高地点の石碑がある。
JRの小海線が走っているが、今自分が上って来た標高を
迂回しながらとはいえ、こんな場所まで上ってくるとは驚きだ。
標高の高い場所は植物の色が濃くてはっきりしている。
石碑のある場所からしばらく線路沿いを走る道路があるが、
個人的にこの道路がとても好きだ。
車通りも少なく、のどかな風景が広がる。
こんな景色の中を、速く走り過ぎてしまってはもったいない。
晴れていれば、この通り八ヶ岳が一望できる。
ロードバイクは何も、速く走らなければいけないという決まりはない。
時にはゆっくり走り、立ち止まり、景色を楽しむのも良い。
日本一標高の高い駅、野辺山駅に到着。
駅のロータリーは結構広く、駅前の銀河公園でいつも休憩する。
かつて小海線で活躍していたC56が綺麗に保管されていて
ここも有名な撮影スポットとして、日中は賑わっている。
ちなみに、公園内は必ず自転車を降りて移動しよう。
本当に午後から雨が降るのかと疑いたくなるような快晴。
あとは来た道を違うルートで戻るだけだが、
帰りは八ヶ岳高原ラインを使い、もう少しだけ上ってから下りに入る。
勾配はきつくなく、8%前後が時々出てくるぐらいだ。
途中のまきば公園あたりから、雲の色がグレーがかってきた。
山の天気は変わりやすいとはこのことで、
この先下っていくと、どんどん雲が濃くなっていき、
実家に戻って着替えていると、ポツポツと雨が降り出して来た。
2時間ちょっとのライドで獲得標高1,000m近く狙えるのもこの場所ならでは。
普段生活している場所と違い、信号の数や交通量が圧倒的に少なく
自転車を乗るには良い環境だとつくづく思ってしまう。
明日も晴れるかなと淡い期待をしてみたが残念。
この日の午後から雨が続いてしまい、指をくわえて外を見る日が続いた。
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