僕が自転車を始めた頃は、まだこの二つが平等に選べた気がする。
当時はちょうどドグマのF8が発表された頃だった。
まだ機械式を選ぶことができた世代で、逆に電動を使っている人はまだ少なかった。
もちろんはじめて購入した自転車は機械式。
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完成車でアルテグラ6800が組み込まれていた。
特に操作性に不満はなく、気持ちよく乗っていたが、ひとつだけ気になる点があった。
シフトワイヤー切れだ。
これが結構くせもので、出先で切れるとテンションが下がる(笑)
それなりにギアの選択はできるので、激坂区間でもない限り走行に問題はないが
やはり気持ちの良いものではない。
僕がDi2に変更した一番の理由はここにある。
そこかよ!って感じだが、そこです(笑)
![](https://tetsu-hobbyroom.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4791-1024x768.jpg)
たしかにDi2のシフトチェンジはスムーズだ。ミスもない。
シンクロナイズドシフトを使用すれば、片手だけで操作ができる。
フロントのギアを変えたら、リアは何枚変えて・・・という煩わしさもない。
バッテリー残量さえ気にしてあげれば、あとは機械任せだ。
それなら、もうこの話はDi2で良いではないか!
そう、Di2で良い。僕は買って正解だった。
おしまい!にしたいが、これだけは言いたい。
僕はシンクロナイズドシフト機能は使っていない。
理由は簡単で、フロントとリアのシフトチェンジの感覚が自分に合わないからだ。
この点はある程度ユーザーの好みに調整することはできるが、
その時の乗り方に応じてくれるほど機械も賢くはない。
もちろん、こんなことを求めるのは無茶であり、Di2の評価には直結しない。
Di2はマニュアルモードでも、その高性能を十分に体感できる。
特にフロントギアのシフトチェンジの気持ち良さには感動すら覚える。
ワイアレスだから、シフトレバーにディレイラーのテンションが伝わらず
機械式のような、いかにも動かしている感がない。
操作性に関しては好みの問題にもなると思うが、
シフトチェンジの速さと正確性を追求するのであれば間違いなくDi2だろう。
そして、機能とは関係がないが、ガーミンの画面上で走行モードの確認や
現在入っているギアの確認ができることも素晴らしいと思う。
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Di2を購入するか迷っているのであれば、購入してしまえば良いと思う。
自転車は人力だから、Di2にしたからといって速くなるわけではないが
普段のライドがより楽しく快適になることは間違いない。
ただひとつ!Di2にもよろしくない点がある。
価格だ!(笑)
高い。今年もまた値上がりした・・・
デュラエースに至っては、もはやコンポの価格ではなくなっている気がする。
だから、アルテグラか新しく追加された105でも十分だと思う。
パーツ重量や特別な剛性を除けば、コンポとしての機能はそこまで変わりはないだろう。
数百グラムの違いにこだわるのであれば、今晩のビールを我慢しよう(笑)
もちろん見た目も欲しくて買うならデュラもあり!
![](https://tetsu-hobbyroom.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_6280-1024x768.jpg)
僕はシマノのパワーメーター付きのクランクを使っているので
クランクだけデュラ、ほかはアルテDi2という仕様。
やっぱりデュラのフィニッシュは素晴らしい。
シマノのハイエンドは機能だけでなく、見た目の満足感もしっかり付いてくる。
男の子にはグッとくるフレーズでしょ(笑)
まとまりの無い文章になってしまったけど、時代は電動になったと思う。
各メーカーのフレームも電動にしか対応していないモデルも出始め
今後も機械式非対応のモデルは増えていくと思う。
言い方を変えれば、機械式が好きでも電動以外に選択の余地がないと言える。
時代がそうなるのは仕方がないことだけど、これから自転車を始める人が
敬遠してしまうような価格設定だけにはならないように、
メーカーには頑張ってもらいたいと願うばかりだ。
ではまた。
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