1泊2日で東京へ行っておりました。
サイクルハウスイシダさんへお預かりしていた部品達の納品です。
いやいや、週末の東京はやはり混雑!
今住んでいる場所とのギャップが凄すぎて、同じ星とは思えません(笑)

ホイールのコーティングが続きましたが、ハンドルとシートポストもあります。

マットは磨けないので、落とせる汚れを除去してコーティングです。

でも、この黒い部分だけ磨きました。
グロスのソリッドブラックは最も傷の目立つ色ですからね。
新品でも細かな傷が付いているのは当たり前なのです。
車だとトヨタの202というブラックが有名ですが、これをしっかり磨ければ一人前とよく言われます。
残念ながら、業界でもしっかり出来る人間が少ないのが現状です・・・
いつも書いてしまうのですが、良質なガラスコーティングは下地があってこそ。
無塗装やマットは磨けないので仕方ありませんが、グロス塗装の場合。
疎かな下地の上に塗っても効果も魅力も半減してしまいます。
施工する時、よく確認した方が良いかもしれません。
うんちくを語ろう
そんなガラスコーティングですが、最近セラミックという商品を耳にすると思います。
ガラスの上位コートという位置付けが定着しているっぽいのですが・・・
業界を敵に回すかもしれませんが、真実はガラスと同じです。
所詮は化学の世界なので、どちらも元を正せばSiO2という二酸化ケイ素です。
これ以上でもこれ以下でも無いわけでして・・・
多少の添加剤の違いはありますけど、正直なところ大袈裟に表現するほどの差はありません。
ガラスコーティングは、もともとヨーロッパではセラミックコートと呼ばれているそうです。
それが他国ではガラスとか表現されるから紛らわしい!
そろそろ呼び名を統合したらどうだ?ってことでセラミックを主軸にする流れと思われます。
しかし、ここが島国ならではと言いますか・・・
情報のどこかで『セラミックという新しいコーティングが出来たぜ!』と解釈されたようです。
そして訳もわからずにネーミングだけで売りに出されたり。
セラミックコートついに日本上陸!みたいなね。
それとセラミックってどこかで聞いたことありませんか?
そう、差し歯です。
形成してから窯などで高温で焼き上げたものがセラミック。
でも主原料は変わりません。
そうすると、セラミックの方が硬度が高いとか、耐久力があると始まりますね。
でも、今までのガラスコートで最高硬度の9Hをうたってきたじゃんって・・・
それに、そもそも窯で焼くなんて無理でしょ(^^;
このあたり、メーカーからも納得のいく説明をもらったことがありません。
潔く『マイナーチェンジを機に価格改定と改名した!』と言ってくれた方が良い(笑)
僕の知らない情報があるのかもしれないですけど、現状ではこんな感じではないかと・・・
本当にガラスコーティングを超えるものを作りたければ、同じ化学式では難しいでしょうね。
そうなると開発コストは半端ではありません。
どこぞのブランドが、自社だけで作り上げられるレベルではないことは確かです。
ガソリン車からEV車ぐらい?
ちょっと大袈裟ですけどイメージです(笑)
ちょっとめんどくさい話になりましたが、最近どうも気になっていたので・・・
せっかく高いお金を払うんだから、名前だけの商品に手を出さないようにして欲しいと思います。
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