タイヤを買いました。
8月からの短い期間でしたが、RACE A EVO 4に見切りをつけます。
自転車を始めてから約9年。
初めて『物』を理由に交換をすることになりました。
あくまで、素人の個人的な意見なので、違う意見を持つ方がいることはもちろんです。
ただ、物を比較するのであれば、ある程度は対等でなくてはいけません。
極端な言い方をすれば、フラッグシップとエントリーモデルを比較するのは対等ではありませんね。
今回はメーカーの中ではフラッグシップ同士となります。
コンチネンタルGP5000との比較です。
推進力が弱い
履き替えて最初にまず気がつきました。
とにかく踏み込んでも反応が遅いです。
タイヤ自体のウエイトが軽いにも関わらず、もっさりしていて驚くぐらいです。
車やバイクでいうところのレスポンスが悪いというところです。
ある程度速度が乗ってしまえば良いのですが、再加速が必要な場面では本当に面倒。
よけいな脚力を使わされている感があり、信号の多い場所などでは正直ストレス溜まります。
乗り心地が悪い
かなり硬めの乗り味だと感じます。
空気圧を最低でも6〜6.5BARぐらいは入れないと、より推進力が弱くなる感じがします。
個人的には7BARぐらいがベストだったのですが、乗れたものではありません。
突き上げっぷりに、お尻どころかハンドルの手も痛くなるぐらい、振動が大きくなります。
そして、硬いだけではなく、とにかく跳ねます。
GP5000だとうまく吸収してくれるような路面でも、バタバタ跳ねます。
当然ながらそれによって平均速度が落ちます。
タイヤの慣らしが長すぎる
おろしたて状態ではまともに走らないと思った方が良いと思います。
最低でも500kmぐらい走らないと、良い面が出てきてくれない感じがしました。
事前にもし分かっていれば、たぶんペーパーがけしたでしょうね。
500kmも無駄に走る時間がもったいないです。
ただ、慣らしを終えても、劇的な変化は無かったので残念です・・・
グリップは良い!
個人的にグリップ力は気に入っています。
ブレーキがよく効くし、下りでも怖さがありません。
ちゃんと路面に食いついてくれている安心感があります。
四輪あがりの人間としても、路面との設置感というものはすごく精神的に楽なのです。
ここに関しては、今までで一番信頼できるグリップ感だと感じています。
グリップ力がありすぎる?
このタイヤ、グリップ力がありすぎるのではないだろうか・・・
推進力を殺してしまっている感じがします。
ダンシングの時でも、自転車を左右に振りますよね?
ハンドルも自然と8の字を描くように動かすと思います。
でも、この動作がすごく重くてやりづらいのです。
スイッスイッと前に出てほしいのに、ゴリッゴリッと下に突き刺さるような感触を受けます。
おそらく加速時にもこの現象が起きているのでしょう。
この部分が本当に違和感を感じるのです。
プロが良ければ良いのか
チームに供給していたタイヤだと思うのですが、現行モデルではないといえ、これで本当にチームは納得していたのだろうか・・・
現行アジリストも、味付けはさほど変わっていないという話も聞きます。
こんな素人がここまで違いを分かるのに、プロがこれを黙って使うのかな(^^;;
四輪ではスペシャルコンパウンドなんてものが存在していましたが、自転車もあるのかな?
通称スペコン。
メーカーがプロチームのために、特別にコンパウンドの配分を変えたタイヤのことです。
タイヤ性能を限界まで引き上げる代わりに、一回走ったら終了みたいなタイヤですね。
まあ、プロの走りは次元が違うだろうから、そもそも僕の感じた差なんてものは誤差の範囲かもしれませんが(^^;;
自転車のタイヤはやはりヨーロッパか
今のところはこういった結論に至っています。
コンチネンタル、ヴィットリア、ミシュラン、ピレリ。
どちらも有名なメーカーですが、この4社はやはり良いです。
どれも各社の特徴がありますけど、いずれも特徴が特別尖っていない。
自然と馴染める特徴です。
バランスが良いということですね。
パナみたいにグリップだけ良くても、それを求める人は限られてしまうでしょう・・・
やはり自転車に対する熱の入れ方が違う結果なのでしょうか。
テストする場数や相手も、桁が違うんだろうなって感じますね。
トライアンドエラーが多いほど、物は良くなっていくはずですから。
今は海外のタイヤが高額になりがちですけど、こちらを選ぶべきだと思います。
乗り物の三原則、走る曲がる止まるに直結するものなので、お金はかけた方が良い!
現状では海外メーカーの足元にも及ばないぐらいレベルが違うと感じるので、値段以上に価値はあるはずです。
技術はあるんだから頑張ってほしいですね、日本のタイヤ!
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