ディスクブレーキの間違えた解釈

自転車雑談

先日、コンビニ休憩している時に、近くのサイクリストの雑談が聞こえてしまい、ちょっと気になったことがある。

以前からメディアでも時々表現されることで、これは誤解が生まれるのでは?と思うので一言。

『ディスクはリムよりブレーキが効く』

この表現、間違えています。

ブレーキの効きはタイヤのグリップを越えることはできない。

車やバイクに例えればよく分かると思う。

フルブレーキをかけて、ABSが作動するのはタイヤのグリップを超えた時だ。

タイヤのグリップは横だけではなく、縦にもあるということ。



車のチューニング業界の景気が良かった数十年前、雑誌はよくブレーキの宣伝をしていた。

このキャリパーを付ければ今までのコーナーも怖くないとか・・・

ブレーキは命を守る大切なものだから、良いものを入れようとか・・・

そんな記事が当たり前のように書かれていた。

著名人が宣伝すればそれで売れてしまうのがその世界。

でも、その前に大切なことを伝え忘れている。

そのブレーキを活かせるタイヤを付けていますか?ということ。

いくら優れたブレーキキャリパーやパッドを入れたところで、タイヤが疎かであれば全く意味がない。

それに見合ったタイヤがあって、そのブレーキははじめて力を発揮する。



タイヤのグリップは横だけではなく、縦にもあるということ。

横と縦のグリップ力は、足してそのタイヤ性能の100%以上にはならないということ。

どういうことか?

車もバイクも自転車も、フルブレーキングしながら曲がることはできない。

それは縦のグリップにタイヤの力をほとんど使ってしまっているから。



縦にタイヤの90%を使っているなら、横には10%の余力しかないということだ。

アンダーが出て曲がりきれない時は、これが当てはまる。

プロはこのブレーキ配分が上手い。

コーナーに入ると、縦の配分を徐々に抜き、横に配分を移行していく。

クリッピングポイントではほぼ横いっぱい。

そして出口に向かって徐々に横から縦に配分を移行していく・・・

常に限りなく100%に近いタイヤの使い方をしているから、プロはコーナーが速い。

度胸があるとか、そういう問題ではない。

ピドコックのような選手を見ていると、まったくとは言えないが・・・(笑)



話が逸れてしまったけど、ディスクの方が効く、という解釈は違う。

すばらしいブレーキシステムであることは、僕が語るまでもないので割愛します(笑)

せっかく手に入れたブレーキなのに、タイヤの山がないとか、ゴムにひび割れが、なんてことはないだろうか。

そのブレーキ、しっかりと活かせていますか?

乗り物の三原則、走る、曲がる、止まる。

その中でも、曲がると止まるは密接に関係していると思う。

曲がって止まってくれなければ、回避はできない。


商品の宣伝も必要だけど、メーカーにはブレーキやタイヤについて、もっと深い知識を広めてほしいと願う今日この頃。

以上、ブレーキとタイヤに関しては、ちょっとしゃべりたがる人の独り言でした(笑)


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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