マット塗装について考える

自転車雑談

近年流行りのマット塗装について。

車やバイクから入ってきた色だと記憶しているが、

自転車でもすっかりお馴染みのカラーリングとなった。

マット塗装は光を反射しないため、シルエットがはっきりして存在感が出る。

車でもランボルギーニやフェラーリなどで、あのカラーリングを見ると

より凄みのある存在感を放つのはその影響だろう。

僕のドグマもマット塗装なので、マット好きと思われるかもしれないが

僕は実のところグロス仕上げが好きだ。

なんでマット買ったの?って話だが、ドグマFが発表された時はマット3色のみで、

マイウェイで特注するほど、僕は経済的に豊かではない(笑)

ドグマの前に乗っていたプリンスはグロスのホワイトだった。

では、なぜマットではなく、グロスの方が好きなのかということだが、

グロスの方が元々の塗装コンディションを維持しやすいからだ。

どういうことかをまとめてみた。

傷が消せない

おそらく誰でも一度は経験すると思う。

自転車は乗っていれば傷がつくのは仕方のないこと。

でも、傷が目立ってくると何とかしてあげたくなるものだと思う。

そこで傷を消すのに活躍するのがコンパウンドという研磨剤だ。

表面のクリアー層についた傷ぐらいであれば、コンパウンドで目立たなくすることが出来る。

しかし、マット塗装はこれが出来ない。

理由は簡単で、コンパウンドで磨くと艶が出てしまうからだ。

マット塗装は粗い粒子の集合体であり、あのサラサラとした感じがマットを表現している。

コンパウンドはその粒子を削ってしまうので、凹凸の無くなった面は艶が出て見えてしまう。

そんなマット塗装に傷がついてしまった時の対処法は2つ。

あきらめるか、リペイントのみ。

これは自動車メーカーも注意事項としてオーナーに伝えていることだ。

リペイントといっても、プロに依頼すればそれなりの見積もりになるだろうし、

いちいちリペアに出していたらキリがない・・・

ボディ表面にうっすら付いた傷でさえ、

歯がゆい思いをしながら諦めなくてはいけないのがマット塗装だ。

水垢やウォータースポットの付着

これも傷が消せない問題の延長になってくる。

ロードバイクに乗っていれば、必ずボトルケージとボトルをセットで使用しているはず。

飲み終わった後で、ボトルから水滴がボディに滴ることもあり、

真夏ではボトルの水で体を冷却し、汗を落とすこともあるだろう。

ボディに付着したそんな水滴を放っておくと、やがて水垢となり

さらに放置するとウォータースポットという塗装まで侵食したシミが出来上がる。

水垢であればケミカル剤で除去は可能だが、ウォータースポットに至る場合、

傷消しと同じ工程が必要になる。

ここでも、あきらめるかリペイントだ・・・

対策

最近は自転車用のコーティングも様々出てきている。

車にも使われているガラスコーティングが最も耐久性があるが

ここでも、ひとつ気をつけなくてはいけない。

ガラスコーティングは硬化して強力な皮膜を形成するがゆえに、

完全除去するには研磨が必要ということだ。

コーティング面が劣化してきたり、上記のようにウォータースポットができてしまった場合、

研磨のできないマット塗装は、その姿を維持するしか方法がなくなってしまう。

これもまた歯がゆい・・・

だから、僕はガラス系のコーティングを使用している。

ガラス系であれば、シリコンが主成分なので硬化することがない。

時間が経つにつれて皮膜は薄くなっていくし、シリコンオフで除去することも可能だ。

中でも僕がずっと使用しているのが、ワコーズのバリアスコート。

施工が簡単で、効果もあり、耐久性もそれなりにある。

もともと車用に販売されているので、自転車で使用する量は高が知れていて経済的。

傷を防ぐことは出来ないが、汚れが付きづらく、洗車がとても楽になる。

結論

要するに、マット塗装は気むずかしい塗装だということだ。

こうなってしまうと、マットが嫌いになってしまうかもしれない。

だから、考え方を変えた方が良い。

元も子もないかもしれないけど・・・

そういうものだと割り切ることだ。

売る時のことを考えて自転車を買う人はほとんどいないと思う。

だから、できるだけ綺麗に乗るように心がけ、いつかその時が来たら

まとめてプロのリペアに出すのも良いし、それを機にオーダーでペイントするのも面白そうだ。

前にも言ったように、僕はグロスが好きなので、いつか傷が目立つようになったら

思い切って今のカラーでグロス仕上げにしてもらおうと考えている。

結構マジです(笑)

そんな感じで割り切ってしまえば、逆に楽しくなる・・・かもしれない。


ではまた。


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