自転車をはじめると、いろいろなことに興味を持つと思う。
自転車という乗り物にこだわりを持ったり、走ることに力を注いだり、美味しいお店に行くことが目的だったり・・・
それは人それぞれで、何が正解で間違いということは無いと思う。
僕もいろいろなことに興味関心を持ってきた。
どれもやってみると楽しい。
ただ、ひとつ言えるのは、すべてをかなえるのはなかなか困難だと言うこと。
自転車にお金を掛けすぎて、走りに行くお金と時間の余裕が無ければ元も子もない。
走ることに集中しすぎて、仕事や私生活に支障が出てしまうのもどうだろう。
美味しいものを食べすぎて、オーバーカロリーというのも好ましく無い。
この辺の線引きはとても難しく、気がつくと足を踏み入れていることが多い。
僕は一時走ることに夢中になりすぎて、疲れが取れない日が続いたことがある。
結果的に仕事のパフォーマンスが落ちたり、私生活でも気分が良いものではなかった。
その繰り返しがやがて引き起こすのはストレス。
好きなことをやってストレスを引き起こすなんて・・・
ちょっと冷静になれと我に返ったことがある。
どの路線でも思い切りやるのは良いし、楽しいことだと思うけど、やっぱり限度をわきまえること。
自分で、最近ちょっとやり過ぎてるなと感じたら、僕は冷静にこう考えるようにしている。
『それは必要か必要でないか』
ローランドじゃないよ(笑)
今日も走らなきゃ・・・なんて思っている時は我を忘れかけている。
そんなに走らなくてはいけない理由があるのか?
自問自答すると答えはすぐに返ってくるから、素直にその答えに従ってあげること。
自転車はもちろん、趣味は楽しむことが何より。
趣味はストレスを軽減して、様々な活性化を与えてくれる。
計画、予測、決断、分析・・・
普段は勉強とか仕事というカテゴリーで使われるようなことが、遊びの延長で勝手にできている。
ストレスを抱えるようなことがあっては、これもうまく機能しない。
やること、持つものは、できるだけ少なく。
100kmを超えるロングライドをトレーニングしながら追い込み、美味しい食事をゆっくりとって、温泉に浸かって、また走って・・・
そして必要なものはバックパックにしまい込んで走り続ける。
こんなことが余裕をもって出来る人はごく僅かだろう・・・
走るなら走ることをメインに。
美味しいものを食べたいなら、走るのはそこそこに。
持ち物はだいぶ少なくなるはず。
選択は少ない方が迷いがない。
あれもこれもと欲をかくと、どれも中途半端になったりする。
『欲は苦しみである』とは古くから言われていること。
充実した自転車ライフを送るには。
自転車に限ったことでは無いと思うけど、僕はできるだけシンプルにすること。
自分の中で好きなこと、やりたいことを明確にしておけば、必要なものは自然と残るようになる。
僕が読んできた本の中で、より共感できた本がこの2冊。
物が増えて困っている・・・
どれを選んだら良いか分からなくなってきた・・・
そんな悩みを抱えているのであれば、ぜひ読んでもらいたい本。
私生活だけではなく、仕事や趣味まで。
もちろん自転車にも活用できる考え方が身につくはず。
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