もう何年も走っています奥多摩。
走る度にストラバを見返しておりますが、苦手なポイントはどこだろう?といつも考えます。
ただ、いろんな方と話をしていても、大体みんな同じ場所を答えるのが最近わかりました(笑)
まあ同じ人間なので、考えることや苦しむポイントは似ているのでしょうか。
それが速いかどうかは別としてですね。
ということで『奥多摩のここがきつい』『ここは踏ん張っとけ』ポイントをまとめてみました。
ちなみに、ここでは五日市側の檜原役場から都民の森までの区間をまとめています。
上川乗
奥多摩を初めて走ってまずやられるのはこの場所だと思います。
役場から上川乗までは勾配がありますが、正直大したことありません。
ある程度走っている人であれば、アウターのみでも十分に走り切れる区間です。
序盤がそんなペースで走れてしまうので、あれ?奥多摩ってこんなもの?なんて思い始めた頃に上川乗はやってきます。
このコース唯一の信号がある交差点の先から始まります。
視覚的にも急勾配が突然現れるので、ちょっと気持ちが負けそうになります。
この場所、瞬間的ではありますが最大勾配は11%ほどあります。
その後も8〜10%ほどありますので、上川乗から先はインナーギアが主になると思います。
ここで無理をすると、その後のペースに大きく影響しますので、そこそこに頑張りましょう。
ヘリポート前
上川乗から4kmほど走りますと、ここでも勾配のきつい区間があります。
通称ヘリポート前といわれますが、実際はここより少し手前の区間です。
上川乗からは平均勾配が一気に上がるので、ここに辿り着くまでも結構体力を使わされます。
そこに追い打ちをかけるかのように現れるこの勾配。
このコースで最も勾配のきつい場所でもあります。
最大勾配は12%ほどあります。
最初はついついインナーローに入れてしまいがちですが、できれば2枚ぐらい残してダンシング。
もちろん使っているギア比にもよりますが(^^;;
ここで失速し切ってしまうと、この後の少し勾配が緩くなる区間でスピードが伸びなくなります。
個人的には一番の踏ん張りどころ。
ちなみに自転車の走る道路左端が最も勾配がきついです。
ついつい走行ラインがアウト側に行きがちですが、左側が岩壁のため上り側はブラインドコーナーになっています。
後方から上がってくるバイクや車と接触する可能性があるのでやめましょう。
九頭龍橋
九頭龍橋手前の『数馬の湯』も含めようとしましたが、ほぼ連続する区間なのでこちらのみにしました。
こちらも勾配がきつく、ガーミン上で最大11%ほどあります。
上にも書いた通り、数馬の湯の坂も結構な勾配ですが、一瞬緩んだ直後に始まります。
こちらも出来ればダンシングで踏ん張りたいところです。
この後もしばらく8%ほどの勾配が続くので、完全に失速すると再加速が難しくなります。
ここまで既にかなりの体力を消耗していると思うので、厳しいポイントでもあります。
ただし見ての通り、この区間はちょうど木陰になっているので、夏はある意味休息ポイントかも?
料金所跡
ちょっとおまけ要素が高いのですが・・・
この料金所跡は一時的に勾配がほぼ平坦になります。
といっても5%ぐらいありますが、よくあるじゃないですか。
激坂走ってると10%が平地に感じるってやつ、アレです(笑)
九頭龍橋の先にゲートがあり、奥多摩周遊道路に入ります。
開通当初は有料道路でしたが、ずいぶん昔に無料化して今日に至ります。
このあたりから景色が開けていき、ついつい周りに目が行ってしまうのですが、出来れば右は見ない方が良いです。
Googleマップの写真だと、ちょうど生い茂っているので分かりづらいですが、この先の道が丸見えです。
ヒーヒー言いながらやっと上ってきたのに、この絵面見せられると心が折れます。
初めて来た時、僕は折れて足付きしました(^^;;
ちょうどこの角度ですね(笑)
右は向かないで、そのまま進み『夢の滝』の音に癒されてください。
ポーションぐらいの効き目はあると思います、たぶん( ・∇・)
料金所跡〜都民の森
いよいよ都民の森までの最終区間です。
平均勾配6.8%の坂が約3kmほど続きます。
ヒルクライム経験が浅い方にとっては苦しい区間になると思います。
距離も長いので、自分が淡々と走れるペースをどれだけ早くつくれるかが大切かと。
先ほども書いた通り、ここから景色が開けるので、とても開放感があります。
最初は余裕がないかもしれませんが、景色を眺めながらゆっくり上ると気が楽かも?
足付きや撮影で立ち止まるのも良いと思います。
ただし、この区間は路肩が狭いうえ、センターライン上にポールが立っている場所が多いです。
しかも車やバイクをはじめ、路線バスも通るので止まる時は周りへの配慮を心がけましょうね。
この写真よく見ると思います(笑)
ヒルクライムあるあるですが、あと1kmがやけに長く感じる?ウソ付いてね?って(^^;;
そろそろいい加減にせーよ!って文句を言いたくなる頃に都民の森が見えてくると思います。
決して厳しいコースではない
奥多摩って初心者にはハードル高いとか言われるんですけど、僕はそんなことないと思っています。
まず全体通して距離が長いこと(約20km)、勾配の強弱が掴みづらいところがあります。
このあたりが他の峠ではあまり見られないリズムで、そう言われる所以なのかと。
基本かもしれませんが、最初は無理しないことでしょうか。
緩い坂でも足を残しておくイメージで走っていれば、厳しい区間もいくらか楽になると思います。
それよりも、ここまで路面の綺麗な峠道は全国でも稀です。
全体通して、路面が荒れている場所がほぼ無いので、よりライドに集中できるはず。
都心からのアクセスも良いので、日帰りで秘境の雰囲気を堪能することができます。
二の足踏んでいる方は是非足を運んでみることをお勧めします(^^)
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