親子喧嘩ではありません(笑)
お仕事の話。
右手が思うように動かないのは確かなのですが、幸い仕事に影響はありません。

わたくしの仕事道具は主にこのポリッシャー達。
腕はどちらかというと支える役目。
磨きは『腕』と言われがちなのですが、確かに間違えてはいません。
ただ、もっと重要なのは『判断』。
目の前の塗装面をどのような過程で仕上げていくかの判断です。
僕はそれを『腕』と考えています。

回りくどくなりましたが、本日のお題がこちら。
わたくしの父親の車であるホンダラグレイト。
ずっと大型犬を飼っている父親としては、このサイズがとても重宝しているそうです。
代替え出来そうな車がないから、22年間乗り続けているというね(^^;
年式の割には綺麗に乗っている方なのですが、やはりそこは22年選手。
自然とできた線傷などが至る所にあり、この世代のホンダ車に見られる塗装劣化。
なんとかならんかね?と相談されたので、施工しました。

ヘッドライトは透明感が戻りました。

よくあるドアノブ周りの引っかき傷も除去。

エンブレム周りは綺麗にしてあげると、かなり印象が良くなります。
完全に固着した水垢までは除去できませんが、可能な限り落とします。

そしてメインはやはりボンネットでしょう。
光が当たると、無数の線傷がモヤモヤと浮き出ていました。
当然、ポリッシュ1回でこなせるものではないので、初期研磨から3行程。
傷の深いものは少し残りましたが、これ以上はクリアーを痛めてしまうのでやめました。
コーティングはボンネットとルーフは2層がけ。
施工時間は18時間ぐらい(^^;
作業途中で『もうそんなもんで十分だよ〜』なんて父親が言ってましたが・・・
親だからって与えられた仕事は手加減せんよ!ってことです。
親でも友人でも、初めてのお客さんであっても。
性格的にもそこは譲れない。
仕事だから当たり前なんですけどね(笑)
そして、何より好きでやってるから苦ではないのです。
何時間かけても、次から次へと新しい発見があるわけでして。
それを達成したからといって、相手に伝わっているかは分からないのですが・・・
でも、その繰り返しを絶えず続けている人達が自分の先輩達であり、結果的に長く続けられている感じがします。
継続は力というやつなんでしょうか。
う〜ん、自転車と同じですね!
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