釣りのお話 ~釣り具もシマノ派~

釣り

たまには自転車とは違うお話を(笑)

自転車と同じぐらい釣りが好きなわたくし。

近くに釣り場が無いので、どうしても自転車寄りになりがちだが・・・

自転車で遠征に行く時でも、近くで釣りが出来そうなら、必ず車に釣り具を車載する。


自転車のコンポはずっとシマノを使ってきているけど、実は釣り具もずっとシマノ派。

中学生の頃、釣りロマンを求めてというシマノスポンサーの番組で、バスフィッシングにハマったのがきっかけ。

最初は釣り具屋の店頭に置いてある、格安ロッドとリールのセットを購入。

中学生の身では、貯めたお小遣い握りしめてこれぐらいしか買えなかった。

まあ、それはひどいもので、ロッドはボヨンボヨンだし、リールはゴリゴリ・・・

今思えば、何を釣るための道具だったのかもよくわからない(笑)


そんな道具達でも、子供なりに試行錯誤しながら楽しんでいたが、見かねた父親がついに立ち上がった。

週末、釣り具屋に連れて行ってもらい、そこで購入したのがシマノのロッドとリール。

ロッドはもう忘れてしまったが、リールは白いバイオマスターだった。

こんな話が続くので興味ない方は退室した方が良いかもです(笑)


ワクワクしながら次の日に友達と一緒に荒川へ。

その時の第一投の感動は今でも忘れない。

ルアーがこんなに飛ぶものとは知らず、ラインが切れたのかと焦ったぐらい。

ロッドは張りがあって軽いから、キャストが楽。

釣れなかったけど、楽しくて一日中キャストを続けていた記憶がある。


その当時から、シマノでは村田基さんや田辺哲男さんがバスフィッシング業界を盛り上げていた。

当然、自分もその方達の釣りを見て学び、水辺に立ってはキャストやルアーの動かし方を真似していた。

そして、アルバイトをするようになり、金銭的にも少し余裕が出てきたところで、シマノのフラッグシップを手にする。

シマノのバスロッドにはスコーピオンというブランドがあり、あずき色のような渋く赤いリールとロッドは憧れだった。

ついにこれを手にした少年は、興奮を抑えきれず一人で始発電車に乗り霞ヶ浦へ。

官能的なフィーリングは少年を虜にし、帰宅したのは夜になってからだった。

当時は携帯電話もなく、帰宅して親に叱られたのは言うまでもない(笑)


20歳を過ぎた頃には運転免許をとり、これで好きなように釣りに行けると思いきや、そのまま車にハマる。

しばらくはモータースポーツという世界にハマり、やがて自分には未分不相応だと気づき引退。

15年ほどの歳月を空けて再び釣りに復帰。

15年という歳月はすごいもので、釣り道具は飛躍的な進化を遂げていた。

リールにはDCというデジタルコントロールが装備され、向かい風だろうが抵抗のあるルアーだろうがお構いなしにキャストできる。

自転車で言うところのDi2のようなものだろうか。

中身のギア自体もマイクロモジュールという細かい歯車が開発され、もはやギアが入っているのか疑わしいぐらいに滑らか。

15年ぶりとはいえ、それらの道具を手にした時の感覚は、当時のシマノそのもので、やっぱり気持ちが良い。

僕はシマノの機械らしくも人間味のある独特のフィーリングがとても好きだ。

ロッドを振り抜く時の一体感、リールのクラッチを切る時の音、そして戻る感覚。

そしてルアーを飛ばした時のスプールが出ていく音や感覚も、どれもどこか人間味がある。


道具に頼ってばかりは良くないけど、長く続けられるのはモチベーションだ大切。

使っていて気持ちの良い道具は、その手助けをしてくれることは間違いない。

キープキャスティング。

田辺哲男さんの名言である。

誰よりも魚を釣りたければ、ルアーを投げ続けるしかないのだ。


自転車のシフトチェンジの感覚なんかは通ずるところがあり、やっぱりシマノだなと感じ取ることができる。

感覚のクセでメーカーらしさを出すって、本当にすごいことだなと思う。

これからもお世話になることは間違い無いし、人間味のある機械をこれからも作り続けて欲しい。


釣りネタを書いていると釣りに行きたくなるんだよね・・・(笑)

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