前回、天候が優れず中止にした奥多摩。
今回は降水確率0%の快晴予報。
さすがに問題ないと確信できたので、車に自転車を載せて出発。
早朝の道路は空いていて走りやすい。
中央道を走り、あっという間に五日市駅前に到着。

車で奥多摩に来る時は、必ずと言って良いほど利用する駅前のタイムズ。
一日止めておいても料金は660円と安いし、何より広くて空いているのが良い。
無料駐車場であれば、檜原街道を進み十里木駐車場や檜原村村営駐車場があるので、そちらを利用しても良い。
僕はアクセスが便利なのと、駐車場前にコンビニもあることや、周回コースの起点にもしやすいので、この駐車場を選んでいる。
そして、隣には交番もあるので治安も申し分ない(笑)

準備をしながら、駅前のセブンイレブンで購入した朝食を摂る。
最近はこのサラダチキンロールがお気に入り。
そして、準備ができたら出発。
本日のコースは風張峠、今川峠、鶴峠、甲武峠の峠巡り。
僕の中では結構ハードなコースになるけど、時々こんなことをやってみたくなる(笑)

走り慣れた檜原街道をひた進む。
相変わらず路面はしっかりと整備され、安心して走ることが出来る。

都民の森スタート地点。
いつもはここから頑張ってペダルを回していくが、この日は後が控えているので抑え気味に(笑)
道を進むにつれて緑が深くなり、日陰に入ると涼しく感じる。
都心はまだまだ残暑が厳しいが、この辺りは日中でも秋めいてきた。
空気はカラッとしていて、気温はそこそこあっても、嫌な暑さではない。

ぴったり60分ペースで都民の森到着。
初めて挑んだ時は、ヒーヒー言いながらも散々な結果だったけど、今はこうしたペースでも60分で走れるようになった。
自分で言うのもあれだが、成長したものだ(笑)

都民の森は秋の気配が漂い始めた。
10月になれば、ここは真っ赤な紅葉に染まり上がる。
次回奥多摩に来る時はその頃だろうか。

空気が乾いているせいか、いつも以上に喉が乾く。
キリンレモンを一気に流し込み、売店裏の飲料用の水道でボトルの水を補充。
水が冷たくて気持ちが良い!
まだまだ先は長いので、少し休憩をしたら出発。
さらに周遊道路を進み、風張峠山頂に到着。

お約束の写真(笑)
東京都とは思えない景色に圧倒される。

ちなみにお隣には風張林道からの出口がある。
ここはいつも封鎖されているが、すぐ隣は自転車が通れるようになっているので大丈夫。
地獄を見たい方はこちらのご利用を(笑)

一気に奥多摩湖側へ下り、少し増水した湖を横目に三頭橋、深山橋と続けて渡り、大菩薩ラインへ。

大菩薩ラインと言うが、これは青梅街道。
始発は新宿、終点は甲府。
かつては裏甲州とも言われた道路だが、柳沢峠が控えるこちらの方が険しかったことは間違いない。
道路には様々な歴史があり、いろいろ調べたりするのも楽しい。
ウィキペディアさまさまである(笑)

それにしても天気が良い。
気温もすっかり上り、ガーミンは30度を指しているが、清々しい暑さ。
静かな山の中をマイペースで走り続けられるこの瞬間が、最高の贅沢だと感じてしまう。
こういう贅沢はお金で買うことはできない。

アップダウンを繰り返しながら、道の駅たばやまを越え、次の信号を左折。
ここで青梅街道と別れ、橋を渡り今川峠への道に入る。

ここの分岐を右へ進むと、今川峠がスタートする。
写真のとおり、序盤から訳の分からない勾配が目に入るが、これは序章にすぎない。
今川峠は開始地点と頂上付近が最も勾配がきつい。
写真の標識にもあるローラーすべり台あたりは、勾配が最大16%ほどまで上がる。
どちらがすべり台か分かったものではない・・・
僕の脚力ではインナーローでダンシングでもしないと自転車が前に進まなくなる。
ここを抜ければ、一時勾配は一桁まで落ちるが、しばらくすると再び二桁に突入。
散々足を削られ、ヘトヘトになったところで、最後に14%の勾配が立ちはだかる。
バカじゃないのバカじゃないのと、妙な独り言を口走りながら最後のあがき(笑)

今川峠の写真でよく目にする杉林。
終始景色が開けることのない峠ではあるが、僕はこういった情緒ある雰囲気も好きだ。
今川峠の下りは勾配がきつく、コーナーもヘアピン、さらにブラインドなのでスピードには十分注意を。
この日も熱りだったWRXがアウトインアウトで駆け上がってきた・・・

下り切ると再び景色は開け、駐在所が見えてきたら左折。
この道をまっすぐ進めば、風張峠を下った場所に戻ることができるので、周回コースにもなる。
常人なら一周でお腹いっぱいになるだろうが・・・(笑)
逆に大菩薩、今川峠を省略したいのであれば、このルートを使ってくると良い。
僕はこの先、鶴峠へ向かうので、小菅村役場前の交差点を右折する。

そして、最後の休憩ポイントになる道の駅こすげ。
この先、鶴峠に向かうも、松姫峠に向かうにしても、補給ポイントはない。
ここで軽食を摂ることができるので、補給はしっかりしておきたい。

売店でついに電子決済が使えるようになっていた!
僕はいつも大好きなチャーちゃんまんじゅうを売店で購入する。
近くに本店があるが、今日はそのルートを通らなかったのでこちらで購入。
僕のおすすめは、ネギ味噌とあんこ。
しょっぱさと甘さが疲れた体を癒してくれること間違いなし!
ポケットにしまいこんで、この先で食べるのも良いかもしれない。

サイクルラックも用意されているので、サイクリストにも優しい道の駅。
終始気持ちの良い風が吹いていて、座っていたら眠くなってしまう。
早朝から走り続けているので、目を閉じたらどうなるか怖かったので出発(笑)

そのうち自転車ではなく、車のドライブでここの温泉でも入りにこようか。
自転車はこんな探索もできるから楽しい。
道の駅を出て、少しすると松姫方面と道が分岐するので、鶴峠は左へ。
鶴峠もなかなかの勾配。
10%前後の坂道が続き、さらに足を削られていく感じがわかる。
最後には甲武峠が控えているので、ここで使い果たすわけにはいかない。

マイペースで頂上に到着。
そういえば昨年はスプロケット12-28だったが、今年は11-30。
いっぱいいっぱいだった終盤がだいぶ楽になり、ギア一枚でこんなに変わるのかと感動してしまった(笑)

のどかな風景の中を下っていく。
途中、少々上らされる区間はあるが、いずれも大して続かない。

長かった鶴峠もここで終点。
そして、ここの3方向への分岐。
右折をすれば甲州街道上野原方面。
少し変則的だが、直進すればこれも甲州街道藤野方面、更に前回の和田峠へアクセスできるルートにもなる。
このコースを走ってきて、さすがに今から和田に行く気にはなれない(笑)
僕は左折して甲武峠に向かう。
ここは様々な方角にアクセス可能な重要な交差点だ。

この辺りの気温が一番高かっただろうか。
ガーミン上では37度を指し、残暑どころか、ただ暑い!

まだ夏らしい景色を楽しみながら、少しずつ勾配が上がっていく。
ここまで来ると、10%にも満たない坂でもきつい。
余計なことを考えると足が止まってしまいそうなので、無心で回すとはこのこと(笑)

路面に滑り止めの溝が出てきたら甲武峠の最終区間。
ここから勾配は一気に上り、一桁を指すことはほぼ無くなる。
これで最後だ、これで最後だと、再び妙なことを口走りながらペダルを回す(笑)
最終区間は決して長くないが、心理的に長く感じてしまう。
コーナーを抜けて、前方にトンネルが見えてきたらそこがゴール。

ヘトヘトになり、入り口で写真を撮り忘れたので出口で(笑)
ここからは下るだけだ。
甲武峠は頂上付近が県境になっていて、ここから東京都に入る。
山梨県には申し訳ないが、やはり路面は東京側が綺麗!
下っている最中も自転車が跳ねないので、振動によるダメージもない。
行きに通った上川乗の交差点で檜原街道に合流。
そのまま下り基調の気持ちの良い道路を進み、五日市駅前に到着。

自宅でもないのに、帰ってきた感がハンパではない(笑)
五日市を8時に出発して、帰還は14時半。
自転車に乗っていると時間はあっという間に経ってしまう。
それだけ集中しているということだし、この疲れはいつも気持ちが良い。
車に乗ったら眠くなると思ったが、暑さのせいか逆に目が冴えてしまい、そのまま帰路へ。

帰宅してシャワーを浴び、水曜だけに水曜日のネコで喉を潤したらついに撃沈・・・
今日も良い一日だった!

コメント