コーティングを塗れば綺麗になるという誤解

自転車雑談

今日はプリンスの磨きを。

8年経ったわりにはそこそこ綺麗でした。

しかし細かく見ていけば、それなりに細かな汚れや傷が蓄積されています。

フレームのクリアーも透明感が少し失われている感じがします。

これを磨き作業で除去していきます。

まずは細部まで徹底洗浄です。

隙間に入った汚れもリムーバーで掻き出していきます。

これを怠ると磨き作業中に汚れが噛み込み、フレームに余計な傷をつけてしまいます。

はい、お仕事道具です。

自転車の塗装であればダブルアクションで十分です。

今回は試しにコンパウンドを3つ使い、3工程で磨き込んでいきます。

コーティング剤を塗らなくても、ここまで艶は出せます。

磨きをやらないと、コーティングを塗っても効果半減どころか、すぐに剥がれてしまいます。

基礎をやらずに家を建てるようなものですかね(^^;;

世のコーティング屋さんが、なぜ重要な磨きを主張しないかですが・・・

一般の方に磨きについて説明しても、原理を理解されにくいからなんですね。

ホント話が長くなりますので・・・

だから手っ取り早く煌びやかな宣伝効果のあるコーティング剤を売りとするわけです。

最低でも光がしっかりと映り込むぐらいは磨かないと、コーティングの良さを出せません。

磨きを行わないのであれば、多少の洗浄効果も含まれるコーティング剤で十分だと思います。

個人的にはバリアスコートとかですかね。

黒い部分がはっきりとしました。

磨きを行うと本来のフレーム色を最大限に引き出せます。

3工程完了まで、なんだかんだと半日かかりました(^^;;

再度洗浄を行い、脱脂をしてから今日は一晩乾燥。

コーティングは明日施工していきます。

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