いろいろと大手さんが参加してきましたね。
システムがよく出来ていて、施工者の身としてはなるほどなぁと感心したり・・・
自転車のコーティングって、ずばり自転車屋さん自身で施工するのが一番効率的。
外注に出していたら、その間は手が止まってしまうから。
すぐに施工してすぐに返ってくる訳ではないですからね。
この気持ちよく分かるんですよ。
仕事ってリズムも大事。
わたくしは出来る限り早くお返しできるようにやってますけど(^^;;
あとは送料。
むしろ現実的にこの方が大きいかもしれません。
自転車のサイズだと、このご時世ではほぼ最大料金。
それこそ、サイズオーバーで持っていってくれないってパターンもあります・・・
そんなことで、自転車屋さんが施工することが効率的だと思う訳です。
そして、大手さんのコーティングシステムはというと・・・
メーカーの講習を受けて、自転車屋さん自身が施工店になるということ。
効率的ですね。
車のコーティングもこのシステムが導入されています。
それで成功したのがキーパーさんではないかと思います。
とにかく施工のスピードは早いですね。
ただし、システムの関係上ワンオフの対応は無理です。

自転車で例えますと・・・
このフレームは元の状態が非常に綺麗です。

対してこちらのフレームは結構小傷が目立ちます。
いずれも新品ですよ(^^;;
わたくしの場合ですが、下地である磨きの工程が変わってきます。
当然傷の多い方が強いコンパウンドを必要とするわけで、工程数が増えることが多いです。
でも料金は一緒ですからね(笑)

この状態に持っていくために、そのフレームごとに作業工程を考えていく訳です。
だから当然のように時間がかかります。
対して、大手さんが導入している商品はというと・・・
ご存知と思いますが、相手がどのような状態であっても作業内容は変わりません。
使うコンパウンドは一種、磨きは手磨きでほぼ一回です。
消える傷は消えるし、消えないものは消えない・・・
それがその商品のシステムだからです。
別に悪口言っている訳ではありません。
これだけ商品が広まっているのは、需要があるからだと思いますので(^^;;
ただ、個人的な意見を言わせてもらうと、やっぱりコーティングは下地が命です。
そもそもコーティングの意味が異なって広がっているように感じます。
綺麗になる。
汚れない。
こんな感じでしょうか?
違いますよ!
コートするんですから保護です。

例えばこの傷、手磨き一回ではまず消えません。
消えたとしても、そこだけ艶が出てしまい、均一な仕上がりにはなりません。
その状態でコーティング・・・
つまり保護してしまうということです。
確かにコーティングは艶が増す効果があるかもしれません。
しかし、それに頼ってしまっているのが昨今のシステムです。
小さな傷に目をつけるユーザーがほとんどいないということでしょうね。
でもそれって、下地をしっかりと整えたフレームと見比べたことが無いからだと思います。

でも、料金はわたくしが設定しているものより高額だったりします。
いいですか、保護するということは蓋をするということ。
特にガラスコーティングは一度硬化してしまうと剥がすことは出来ません。
施工した後で傷が残っていても、剥がすには研磨するしかないのです。
ですから、マット塗装で失敗は絶対に許されません。
施工には正しい知識と技術が必要です。
あと、ガラスコーティングとガラス系コーティング。
これ、まっったくの別物です!
100%ジュースと10%ジュースの違いぐらい(笑)
紛らわしく、『系』のところだけ小さく表示している商品もあります(^^;;
ガラス系が悪いと言っている訳ではありません。
むしろ自身で施工するなら、こちらの方がリスクが無いし好ましいと思います。

ただ、ほとんどが有機質な性質でコーティング効果は長続きしません。
3ヶ月から持って半年でしょうね。
耐アルカリや酸性の性質もないので、強めの洗剤を使うとほぼ撥水効果は無くなります。
でも、そうなったら自分でまた施工すれば良いのだから、気は楽ですよね。

なので、わたくしバリアスコートを全然推しています!
真面目なメーカーさんは、ちゃんと堂々と『系』って書いてあるでしょ?(笑)
話が長くなりましたけど・・・
下地をしっかりやらないのであれば、わたくしはガラス系で十分だと思います。
むしろ完全な保護をしないだけ、その方が安全だと思います。
ここまで読んでくれた方は、少なからずコーティングというものにご興味があると思います。
なので最後にお伝えしたいのですが・・・
まず、コーティングの煌びやかなマーケティング効果に目が眩んでいませんか?
大切なことをお伝えしますね。
コーティングは化学。
磨きは哲学です。
業界は磨き(哲学)にはほとんど触れずに広めてしまっているように感じます。
なぜか?
哲学は言葉で広めることが難しいのです。
そもそも傷ってなんですか?って聞かれても、言葉で説明できませんよね?
めんどくさって思いません?(笑)
コーティングは化学なので、ある程度分かりやすく説明することが出来る。
煌びやかな表現を用いて商売にしやすいということです。
でも、コーティングは下地があってこそ効果を最大限に活かせる商品です。
その前提を、施工側もお客さん側もしっかりと理解するべきだと思っています。
そうしないと、結果的に長く続かない商品になってしまうのではないかな・・・
わたくしごときが心配することでは無いんですけどね(笑)
でも、本当にそうならないように、わたくしは磨きとセットでコーティングを施工しています。
フレームの状態ごとに作業内容は変わるけど、料金は変えずにやっています。
内容について分からないことがあれば、気軽に聞いてほしいと思っています。
伝えるのも仕事ですからね。
メリットも伝えるし、デメリットも伝えますよ!

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